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虫歯の接着治療(歯科接着) できるだけ削らない歯の治療

カテゴリ:コラム 投稿日 2018/08/03
歯科医院の待合室で聴こえてくる、歯を削る音が怖いと思う人は少なくはないでしょう。でも、虫歯は削るだけが治療ではありません。「できるだけ歯を削らない」CR接着修復法と呼ばれる治療があります。「接着」が歯科治療を根本から変える可能性を秘めています。

コンポジットレジン(CR)接着修復法とは



例えば、奥歯の虫歯治療のためにインレーという金属の詰め物をするとします。
インレーを接着するために、健康なエナメル質を平らに削る必要があります。削る範囲が大きくなり、歯は小さくなります。

CR接着修復法の虫歯治療の場合は、虫歯の部分だけを削ります。レジンを詰め、光を当てて固めます。レジンは柔らかい素材なので、虫歯治療だけでなく、欠けた歯や歯のない部分の修復が可能な治療法です。レジンの修復は、保険の診療報酬が約3,000円(自己負担1~3割)。保険で、変色した歯を白くコーティングできる可能性もあります。

また、強力な接着剤の登場で、従来、象牙質まで削っていたブリッジは、削る範囲をエナメル質にとどめることが可能になりました。

CR接着修復法は、短期間での治療が可能な治療方法です。

できるだけ削らずに歯を残すことのメリット



健康な歯をできるだけ残すことは重要です。
治療後の歯は、治療していない歯に比べて虫歯になりやすいと言われているからです。

詰め物やクラウンなど修復物が外れてしまうと、再治療になります。
虫歯が再発すれば、さらに削り、歯はどんどん小さくなっていきます。いずれ歯を失う恐れがあります。外来患者さんの半数は、虫歯の再発だそうです。できるだけ自分の歯を残すことが歯の治療では大切になってきます。

しかし、レジンと聞けば、工作好きな人には、湿った世界で、強い力の加わる歯を固定できるのか心配になるでしょう。

ですが、コンポジットレジンの平均耐用年数は、岡山大学の森田学先生らの論文(※https://ci.nii.ac.jp/naid/110004017206)によると、5・2年(1995年発表)だそうです。発表から年月が経っているので、耐用年数が伸びている可能性は高いです。

また、治療した歯の平均耐用年数は、インレーで10年、クラウン9年、ブリッジが7年です。

最後に



CR接着修復法は、難しい歯科治療の中でも非常に高度な技術が必要な治療です。日本接着歯学会が、「日本接着歯学会認定医」の制度を設け、接着歯学の知識、技術を持った歯科医師を育成・排出しています。虫歯、変色、差し歯、ブリッジ、入れ歯、インプラントなどで「歯をできるだけ削りたくない」とお悩みでしたら、「接着治療(CR)」、「できるだけ削らない治療」の治療が受診できる歯科医院を探してみてはいかがでしょうか。

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