1. さがそう歯医者さんTOP
  2. 歯に関するおすすめ記事
  3. コラム >
  4. 「歯ぎしり」や「噛みしめ」はなぜ起こるの? 同室の人に指摘された

お役立ちコラム

「歯ぎしり」や「噛みしめ」はなぜ起こるの? 同室の人に指摘された

カテゴリ:コラム 投稿日 2019/04/22
睡眠中にギリギリ、ギュギュと強い「歯ぎしり」や「噛(か)みしめ」を繰り返していると、同室の人から指摘されたことはありませんか。日本人の5~15%が睡眠中に歯ぎしりをしていると言われています。歯ぎしりが続くと歯のエナメル質をすり減らし、歯が欠け折れる恐れがあり、歯周病、顎関節症を引き起こします。歯ぎしりの原因と対策はあるのでしょうか。

歯ぎしりや噛みしめはなぜ起こるの?



睡眠中の「歯ぎしり」、「噛みしめ」は浅い眠りのときに起きていることが分かっています。深い眠りのときに抑制されていた筋肉が浅い眠りで解けたさいに、「上下の歯を横にすり合わせる」、「強く噛みしめる」などの動きをし、不快な音を立ててしまっています。

しかし、なぜ「歯ぎしり」をするのか本当のことは分かっていません。
ですが、ヒントは「浅い眠り」にありそうです。

睡眠を浅くする、
・睡眠時無呼吸症候群
・喫煙、飲酒
・ストレス(自律神経の乱れ)
とくに、ストレスは歯ぎしりの大きな原因だと指摘されています。

歯ぎしり(ブラキシズム)をしていないかチェック



家族から歯ぎしりを指摘されれば、間違いないですが、
自覚しにくい場合は以下の項目を「朝起きたとき」にチェックしてみてください。

□ 歯が欠けていた、折れていた
□ 虫歯でもない奥歯など歯が痛む
□ 頬の内側などにキズ(噛み傷)ができている
□ アゴが疲れている
ほか、
□ 集中したときに無意識で歯を噛みしめている

1つでもあてはまれば、歯科医院の受診をおすすめします。

歯科医院での歯ぎしり(ブラキシズム)治療



ストレスが歯ぎしりの大きな原因だと言われても、現代社会では取り除くことは不可能に近いですよね。“ストレス解消法を見つける”、“喫煙・飲酒を減らす”など生活習慣の見直しも大事ですが、歯の擦り減りを早期に予防しなければなりません。

スプリント(マウスピース)療法

マウスピースとはボクシング、ラグビーなどコンタクトが激しいスポーツで用いられる外傷から守るための器具です。それを睡眠時に装着することで、歯や詰め物、インプラントへのダメージを防ぎ、顎や歯茎を守ります。

噛み合わせの調整

噛み合わせの乱れを補綴(ほてつ)治療や矯正治療で解消することで、歯ぎしりの改善を目指します。歯並びを整えることで、虫歯や歯周病など口内トラブルの改善にもつながります。

主治医の先生とよく相談しながら、二人三脚で治療を進めてください。
歯ぎしりは、自分の歯の健康だけでなく、スリープパートナーの睡眠を邪魔してしまうことも心配です。

コラムに関する記事