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歯医者さんが「怖い」を克服する 無痛治療(笑気吸入・静脈内鎮静)

「怖い」を克服する無痛治療
カテゴリ:コラム 投稿日 2019/07/19
子どものころ歯医者での治療が痛くてトラウマになった、身体が不自由で歯科治療が怖い
など歯医者さんに対するネガティブなイメージで通院が遠のいている人が多いようです。しかし、虫歯は自然治癒できません。永久歯は生え変わりません。近年、痛みを最小限に抑える「無痛治療」に取り組む歯科医院が増えてきています。

虫歯治療中の痛みや恐怖心で不安



■笑気吸入鎮静法
笑気麻酔とも言われている無痛治療の一つです。歯医者さんが怖い、不安で緊張するなど、歯科治療に強いストレスを感じる人におすすめです。鎮静作用のあるガスを鼻から吸うことで、リラックスして治療を受けられます。また、嘔吐反射がある人にも効果が期待できます。全身麻酔のように意識がなくなることはありませんが、頭が「ぼーっと」なる感覚があります。緊張や不安を取り除き、痛みを感じにくくする効果があるので、肉体的にも精神的にも楽に受診できます。保険適用で受診できる麻酔です。

■静脈内鎮静法
歯科治療に対して非常に強い恐怖心がある場合にすすめられています。静脈から点滴で麻酔を行い、患者さんの意識はなくなりませんが、眠りに近い状態になります。治療中のことは全く覚えていないので、笑気麻酔でも効果を得られない場合でもストレスフリーで受診できます。とくに、インプラントなど外科的手術が必要な医療に用いられます。「いつインプラントがはじまって、終わったのか分からなかった」との声が多い無痛麻酔です。
保険は適用外です。

心理的な要因が痛みに変わるケース



「初めての受診で何だか不安」、「今日は主治医の先生がいないから心配だ」など、麻酔はしっかりと効いているはずなのに、心理的な要因で痛みを感じてしまうケースがあります。

口の中に注射を打たれる、エアタービンで歯を削られるなど歯科治療はよっぽど先生を信頼していないと恐怖を感じるものです。怖いのが当たり前です。ですので、歯医者さんに行きたくないと限界までガマンするのではなく、歯科検診を定期的に受けて信頼できる先生を見つけておくことが大切です。

大きな治療が必要になっても、信頼できる先生がいればどれほど心強いでしょうか。
安心して治療を受けられれば、それだけ心理的からくる痛みをやわらげられます。

そして、身体の不自由な方は、「障がい者歯科」への受診がおすすめです。病気への理解が高く、特別な配慮や設備、広いスペース、家族が治療室に入れるなどきめ細かい医療を受けられます。歯や口内だけでなく、摂食に関しても相談できますので、簡単に解決できない問題とあきらめないでください。

また、痛みは個人差があります。痛みに弱いのであれば、遠慮なく歯科医に伝えておくことをおすすめします。

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